手動断裁機の紙押さえの動きが悪い・異音がする時 (グリス塗り)

手動断裁機の紙押さえの動きが悪い、または動かなって場合グリスを塗る事で動くようになる事があります。
下記にのように手動断裁機内部のグリスを、紙押さえの摺動部に塗ると改善されることがあります。

 

手動断裁機紙押さえの動き改善

 

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手動断裁機 紙押さえが動かない・動きが悪い

手動断裁機の紙押さえが動かなくなった。異音がする、動きが悪い時の対処方法をご紹介いたします。

①断裁機の上のカバーを外す。

手動紙押さえ止まり02

 

 

②下図は断裁機を上から見た図。

紙押さえの摺動部(赤丸)にバネの破片やステープラの針、ゴミなどが挟まれていたら取り除く。

手動紙押さえ止まり01

 

 

③破片やゴミが挟まれていないならば、下図の紙押さえの摺動部にグリスをつける。

※グリスは②の断裁機内部に付いている

手動紙押さえ止まり03

 

それでも直らない場合は販売店などに連絡をして、修理に出して下さい。

手動断裁機のバネについて(ZAC)

手動断裁機には刃物台スプリングと紙押さえスプリングの2種類のスプリングが使われており、まれにスプリングが切れてしまう事があります。

このスプリングでお問い合わせの多い内容に、どのスプリングか分からない。断裁機の品番が分からない。 と言った問い合わせがあります。 型番ごとのスプリングを下図に載せましたので、参考にしてください。

※スプリングの輪と本体の取付け突起はほぼ同じ大きさのため、はめにくい場合はスプリングの輪をペンチなどで少し大きくしてください。

※スプリング長さは輪を除いた長さになります。

370

 

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470
ZAC470


刃物台スプリングと紙押さえスプリングの大きな違いは左右の輪が 刃物台スプリングは90度ずれて互い違いになっており、 紙押さえスプリングは同じ向きになっています。

手動断裁機には2種類のスプリングが使われており、まれにスプリングが切れてしまう事があります。 このスプリングでお問い合わせの多い内容にどのスプリングか分からない、断裁機の品番が分からない。 と言った問い合わせがあります。

品番毎のスプリングの色や長さなどを下記にまとめましました。

 
品番 バネの種類 新・旧 長さ(mm) その他
ZAC370 刃物台 旧型 38
新型 72 直径11mm
紙押さえ 20 2個付き
ZAC380 刃物台 旧型 45 直径14mm
新型 70 直径15mm
紙押さえ 48
ZAC410 刃物台 旧型 45 直径14mm
新型 70 直径15mm
紙押さえ 48
ZAC470 刃物台 旧型 88
新型 100
紙押さえ 77
ZAC470A 刃物台 70 直径15mm
紙押さえ 48
 

【法令】プレス機械及びシヤーは電動断裁機を含むのか。

弊社では電動断裁機において、安全装置の型式検定や定期自主検査などの法令を遵守した取り組みを行っており、製造・販売では最新の型式検定を取得し、お客様に安全な断裁機をお届けしています。

定期自主検査をお客様の変わりに代行することで、販売後も安全に使用できるようサポート体制の充実をはかっています。

しかしながら今までそのような告知や広告はなく、事務用品なのになぜこんなにも法令に縛られているのか? こんな法令どこに記載してあるのか? というご質問があり、これに関してはQ&Aの電動断裁機の定期自主検査について】に載っています。

これらの法令は『プレス機械及びシヤー』を対象としており、電動断裁機はこの分類にはいるのか?というご質問があります。

結論からいうと弊社の電動断裁機は『シヤー』に分類されています。
シヤーという聞き慣れない単語は辞書で調べると

英単語の『shear』

《大きな鋏(はさみ)の意》金属板などを上下一対の刃物によって切断する工作機械。シヤリングマシン。截断(せつだん)機。剪断(せんだん)機。とあります。

この金属板などを上下一対の刃物・・・

この説明から「金属を切る機械をさしているから電動の断裁機は当てはまらないのでは」というご質問が何件かありました。

これに関して厚生労働省労働基準局からの通達でシヤー(紙断裁機)と表記しており、紙用であっても電動断裁機はプレス機械及びシヤーの部類に入る事がわかります。

厚生労働省労働基準局安全衛生部 シヤー(紙断裁機)による危険防止について(PDF)

断裁刃は何回研磨できる?

弊社の断裁機は刃のキレが悪くなってきたら、研磨をすることで再利用可能です。

何度も研磨をすると刃の高さが徐々に短くなり、
ある程度の短さになると紙の切れ残り断裁できなくなります。
刃先が欠ければそこまで刃を短く研磨しなければなりませんし、
欠けずに単なる摩耗だけなら少しの研磨だけで済みます。

つまり断裁刃は何回研げるのではなく、何ミリまでなら研げるかです。
※全くかけもない状態で研磨をするなら、10〜15回程度研磨できます。

Hamonotakasa
では何ミリまでなら断裁可能なのか下記に一覧として記載します。

手動断裁機

機種名:LION事務器 機種名:大島工業 新品の刃物高さ(mm) 最小刃物高さ(mm)
ZAC-310 35 28.5
No.600 ZAC-370 35 28.5
No.601N ZAC-380 45 38.5
No.603N ZAC-410 45 38.5
No.605 ZAC-470 50 43.5
No.615 ZAC-470A 45 38.5
電動断裁機
機種名:LION事務器 機種名:大島工業 新品の刃物高さ(mm) 最小刃物高さ(mm)
No.710 E-300 34 28.5
No.707/911 F-310 40 35.5
No.709/912 F-430 40 35.5
No.701N/913 EN-39
K-395/KB-395
45 38.5
EN-41 70 62.0
No.713/714/914 EN-43
K-430/KB-430
70 62.0
※刃物研磨に関して上記の記載高さ内でも断裁機に取り付けは可能ではありますが、安全を見込んだ高さとさせていただいた高さを表記しております。

電動断裁機の定期自主検査について

電動断裁機の定期自主検査について

電動断裁機は定期的に自主点検をおこなうことが義務づけられています。そこで電動機の定期自主検査とはなにか?罰則などはあるのか?などの疑問について、簡単ではありますが説明させていただきます。
お客様自身で自主検査を行えない場合などは、自主検査サービスがありますのでご購入の販売店殿にご連絡下さい。

自主検査とは

事業者は、電動断裁機を一年以内ごとに定期に自主検査を行い、3年間はその記録を保管する義務があります。これは法令定められており、いくつか該当する法令を紹介ておりますので、ご一読ください。

労働安全衛生法
第四十五条
事業者は、ボイラーその他の機械等で、政令で定めるものについて、厚生労働省令で定めるところにより、定期に自主検査を行ない、及びその結果を記録しておかなければならない。
2事業者は、前項の機械等で政令で定めるものについて同項の規定による自主検査のうち厚生労働省令で定める自主検査(以下「特定自主検査」という。)を行うときは、その使用する労働者で厚生労働省令で定める資格を有するもの又は第五十四条の三第一項に規定する登録を受け、他人の求めに応じて当該機械等について特定自主検査を行う者(以下「検査業者」という。)に実施させなければならない。
3厚生労働大臣は、第一項の規定による自主検査の適切かつ有効な実施を図るため必要な自主検査指針を公表するものとする。
4厚生労働大臣は、前項の自主検査指針を公表した場合において必要があると認めるときは、事業者若しくは検査業者又はこれらの団体に対し、当該自主検査指針に関し必要な指導等を行うことができる。

となっています。しかしながら『機械等』と『定期』が不明確なため、電動断裁機は対象となるのか、定期とどの程度の期間なのかが分かりません。これについては『労働安全衛生法施行令』と『労働安全衛生規則』に記載されています。

労働安全衛生法施行令
第十五条
法第四十五条第一項 の政令で定める機械等は、次のとおりとする
一 第十二条第一項各号に掲げる機械等、第十三条第三項第五号、第六号、第八号、第九号、
第十四号から 第十九号まで及び第三十号から第三十四号までに掲げる機械等、第十四条第二号から第四号までに掲げる機械等並びに前条第十号及び第十一号に掲げる機械等
二 動力により駆動されるプレス機械
三 動力により駆動されるシヤー
四 動力により駆動される遠心機械
以下略




上記の『シヤー』というのは『金属板などを上下一対の刃物によって切断する機械』のことをいい、『電動断裁機』は『動力により駆動されるシヤー』の分類に入ります。

そして検査をするべき時期や記録の保管については

労働安全衛生規則
第百三十五条
事業者は、動力により駆動されるシヤーについては、一年以内ごとに一回、定期に、次の事項について自主検査を行わなければならない。ただし、一年を超える期間使用しないシヤーの当該使用しない期間においては、この限りでない。
第百三十五条の二
事業者は、前二条の自主検査を行つたときは、次の事項を記録し、これを三年間保存しなければならない。
以下略




となっており、法令により電動断裁機の自主検査は義務づけられています。

自主検査の内容は?

では実際に検査をするにあたってなにを検査すべきなのか、記録は何を残すべきなのかですがこちらも法令にて決められています。

第百三十五条  事業者は、動力により駆動されるシヤーについては、一年以内ごとに一回、定期に、次の事項について自主検査を行わなければならない。ただし、一年を超える期間使用しないシヤーの当該使用しない期間においては、この限りでない。
一  クラツチ及びブレーキの異常の有無
二 スライド機構の異常の有無
三 一行程一停止機構、急停止機構及び非常停止装置の異常の有無
四 電磁弁、減圧弁及び圧力計の異常の有無
五  配線及び開閉器の異常の有無
2 事業者は、前項ただし書のシヤーについては、その使用を再び開始する際に、同項各号に掲げる事項について自主検査を行わなければならない。

第百三十五条の二
事業者は、前二条の自主検査を行つたときは、次の事項を記録し、これを三年間保存しなければならない。
一 検査年月日
二 検査方法
三 検査箇所
四 検査の結果
五 検査を実施した者の氏名
六 検査の結果に基づいて補修等の措置を講じたときは、その内容

大まかな検査内容と検査記録の保管期間が決められています。販売店殿を通しての自主検査サービスは上記の法令を遵守した検査・記録をおこない、さらに平行度等の精度調整や*摩耗品の交換など、修理が必要な場合のお見積もりと修理対応を行います。

*販売店殿を通しての自主検査サービスで行う消耗品の交換などは以下の4点です
  1. 断裁刃の研磨(研磨可能で希望があれば)
  2. 刃止めボルト
  3. 切れた赤色電球の交換
  4. 受木の交換

自主検査をしなかった場合の罰則・責任について

実際に自主検査を定期的にしていなかった場合、どうなるか?
こちらも法令でさだめられております。

労働安全衛生法
第百二十条 
 次の各号のいずれかに該当する者は、五十万円以下の罰金に処する。

一  第十条第一項、第十一条第一項、第十二条第一項、第十三条第一項、第十五条第一項、第三項若しくは第四項、第十五条の二第一項、第十六条第一項、第十七条第一項、第十八条第一項、第二十五条の二第二項(第三十条の三第五項において準用する場合を含む。)、第二十六条、第三十条第一項若しくは第四項、第三十条の二第一項若しくは第四項、第三十二条第一項から第六項まで、第三十三条第三項、第四十条第二項、第四十四条第五項、第四十四条の二第六項、第四十五条第一項若しくは第二項、〜以下略

とあり、定期に自主検査とその記録を保管していなかった場合は罰則の対象となることがわかります。責任についても昨今のコンプライアンス遵守を厳しく問われる世の中において万が一、電動断裁機の使用中に事故をが発生した場合、自主検査をやっていたかなどの管理者責任を問われる場合もありますので、是非自主検査を実施してください。

最後に

罰則や管理者責任を問われる事はまれではありますが、ご使用の電動断裁機を安全かつ長期的にお使いいただくためににも、是非自主点検の実施をお願いいたします。本来ならばお客様自身で検査・記録をしていただくのが望ましいですが様々なご都合によりお客様自身での検査の実施が難しい場合、販売店を通して弊社が代行して検査を実施するサービスをご用意いたしました。
ご質問・申し込みは販売店までご相談ください。

補足(外部リンク)

自主検査の義務
労働安全衛生法 四十五条


自主検査の対象機械
労働安全衛生法施行例 十五条


自主検査の詳細
労働安全衛生規則 百三十五条


罰則
労働安全衛生法 百二十条

【大型】電動断裁機の断裁刃交換方法動画

電動断裁機の断裁刃・刃物交換方法について、取扱説明書では分かりにく内容などが問い合わせであります。
大型の電動断裁機の断裁刃交換方法をご紹介しますので、断裁刃を交換する時など、参考にしてください。

注意:作業は必ず1人で行い、刃物で手を切らないように頑丈な手袋などを装着して作業をして下さい。
また誤動作しないように、こまめに電源をオフにして手を挟まれたり切ったりしないよう十分安全に配慮をしてください。


対応機種
LION No.701・701N・713・714 No.913・914
ZAC  K-395・430 KB-395・430

【小型】電動断裁機の刃具交換方法動画

電動断裁機の断裁刃・刃物交換方法について、取扱説明書では分かりにく内容などが問い合わせであります。
小型の電動断裁機の断裁刃交換方法をご紹介しますので、断裁刃を交換する時など、参考にしてください。

注意:作業は必ず1人で行い、刃物で手を切らないように頑丈な手袋などを装着して作業をして下さい。
また誤動作しないように、こまめに電源をオフにして手を挟まれたり切ったりしないよう十分安全に配慮をしてください。

対応機種
LION No.707・709 No.911・912
ARIYA F-310・430 FB-310・430

Q&A スチールベルトの交換方法  PDF更新

大型の電動断裁機で紙の断裁幅を調整する紙あて定規。
これを動作させるスチールベルトの交換方法を、更新しました。

新しい電動断裁機、No.913 No.914/KB-395 KB-430用を新たに追加し
いままでの交換方法を改訂しました。

スチールベルト交換方法(PDF)
対象機種:No.913 No.914/KB-395 KB-430



スチールベルト交換方法(PDF)
対象機種:No.701N No.710 No.713 EN39 EN41 EN43 K-395 K-430

Q&A アクリルカバーの取付け

アクリルカバーの取付け

アクリルカバーの外し方から取り付け方の解説を動画にて紹介します。
※アクリルカバーを外すと止めていた軸がバネの力で半回転ほどします。取り付ける時は軸を手で固定しながらアクリルカバーを取り付けて下さい。

【動画】アクリルカバーの取付け